本記事ではプログラミングを独学でするメリット・デメリットについて解説します。
この記事がおすすめな人
- プログラミング初心者
- 今からプログラミングを勉強しようと思っている人
- プログラミング学習を独学かスクールで迷っている人
私は現在ITエンジニアの仕事をしていますが、前職は理学療法士(医療職)で全く別の業種でした。
それでも独学でプログラミングを学び、今の職場に転職することができました。
その経験を元にプログラミングを独学で勉強することについて解説します。
具体的には
- 勉強していた当時感じたこと
- ITエンジニアになった今だから感じること
これら2つの観点からメリット・デメリットを解説していきます。
最後まで読んでいただければ、あなたにとってプログラミング学習を独学ですることがベストな選択なのかわかるようになりますよ。
先に結論から言いますと以下の通りです。
結論
- 独学のメリット
- 経済的負担が少ない
- 自分のペースで進められる
- 実務に近い形に早く慣れる
- 自己解決能力が高くなる
- 独学のデメリット
- 何を勉強すればいいか分からない
- エラーで挫折しやすい
- 孤独で挫折しやすい
- 最新の情報が入ってきにくい
- 自分のレベル感が分からない
それでは順番に解説していきましょう。
目次
プログラミング学習を独学でするメリット
まずはメリットからです。
プログラミング学習を独学でするメリットとしては以下の4つが挙げられます。
独学のメリット
- 経済的負担が少ない
- 自分のペースで進められる
- 実務に近い形に早く慣れる
- 自己解決能力が高くなる
経済的負担が少ない
プログラミングスクールを利用するとなると、トータルで30万円ほどするのが一般的ですよね。
独学だと
- 書籍代
- 学習サービスの月額費用
これらで済むので、多くともトータル数万円で済みます。
もし勉強を始めてから

プログラミングつらい…。
パソコンの前に座るのでさえ苦痛…。
というように絶望的にプログラミングとの相性が悪かったとしても、経済的ダメージはそこまで大きなものにはなりません。
もし最初からスクールを利用していたら、「高額な費用を払って苦痛なプログラミングをする」なんてことになるかもしれませんね。
自分のペースで進められる
スクールによっては「週30時間以上、勉強時間を確保して下さい」と求めてくるところもあります。
- 仕事
- 家庭の用事
- 家族との時間
- 休息
これらは人それぞれ、十人十色、千差万別です。
その中にプログラミングの時間をねじ込む訳ですから、人によって確保できる時間に差ができるのは当たり前。
無理のないペースで学習を進められるのも独学のメリットですね。
実務に近い形に早く慣れる
実際の仕事では
- 調べる
- 試してみる
- エラーが出る
- さらに調べる
この繰り返しがほとんどです。
独学だと頼る人がいないので、学習中から自然とこの形になります。
ですので、実際の仕事の形に早い時期から慣れることができますね。
自己解決能力が高くなる
自己解決能力は「自走力」とも言いますが、エンジニアの世界ではめちゃめちゃ重要です。
分からないことが出てきた時に何でもかんでも人に聞くではダメなんですね。
独学では自分で調べて全ての問題を解決する必要があるので、自己解決能力が自然と高くなります。
また、未経験でエンジニアに転職するなら、なおさら自己解決能力がないと話になりません。
- 新卒ほど若くない
- エンジニアとしての経験はない
- 教育コストだけかかる
企業側からみると未経験で転職する人というのはこう見られています。
つまり、「お荷物」と見られている訳です。
ならばせめて自分のことは自分で面倒が見られないといけませんよね。
独学でしっかり勉強ができたとなれば、それは自己解決能力・自走力があることの証明になります。
プログラミング学習を独学でするデメリット
ここまではプログラミング学習を独学ですメリットについて解説しました。
一方でデメリットも確かに存在します。
独学のデメリット
- 何を勉強すればいいか分からない
- エラーで挫折しやすい
- 孤独で挫折しやすい
- 最新の情報が入ってきにくい
- 自分のレベル感が分からない
何を勉強すればいいか分からない
プログラミングの基礎(変数、if文、for文など)は割とすんなり勉強できます。
しかしその先、実務のために、転職を成功させるために何を勉強すべきかが分からないことが多いですね。
シンプルに言うと「成果物」として何か簡単なサービスを作るといいのですが、そのためには
- インターネットの仕組み
- サーバー設定
- セキュリティ対策
などの知識も必要になります。
エンジニアとして働いている今だからこそ、これらの知識が必要になると予測できていますが、独学中だった当時は全くわかりませんでした。
エラーで挫折しやすい
プログラミングはエラーとの戦いです。

プログラミングのエラーはググれば解決できる!
ググればプログラミングは楽勝!
という人がたまにいますが、そういった人は実際にプログラミングをしたことがない人だと思います。
確かにググって解決できるエラーもありますが、大半はすんなり解決できないものがほとんど。
経験者なら1分で解決できるものに、初学者が数日かけることなんてザラにあります。
初学者で独学をしている人が、そういったエラーで挫折するのはよくある話ですね。
孤独で挫折しやすい
プログラミングに限った話ではありませんが、一人で物事をする際には孤独が最大の敵となります。
- 周囲に一緒に頑張る人がいない
- 進んでいる方向が合っているのか分からない
こういったことで悩み、挫折してしまうわけですね。
プログラミング学習も独学の場合、自然と孤独との戦いになりますので、孤独が原因で挫折してしまうことが多いです。
最新の情報が入ってきにくい
- IT業界の流行
- 就職のための情報
こういった情報が独学だと入ってきにくくなります。
インターネットやSNSでも情報収集は可能ですが
- 現役エンジニア
- プログラミングスクールの人
- 転職エージェントの人
こういった人々と比べると、やはり情報の質、スピードは劣るでしょう。
自分のレベル感が分からない
独学ですと比較相手や自分のレベルを客観的に評価してくれる人がいないので、自分がどのくらいのレベルなのかが分かりにくくなります。
- 今自分はどのくらいのレベルなのか
- 転職可能なレベルになっているのか
- フリーランスとして仕事が受注できるのか
こういったことの判断が難しいので、どのくらい勉強したらいいのかが分からなくなってしまいますね。
独学→スクールのコンボが最適
ここまでプログラミング学習を独学でするメリット、デメリットについて解説しました。
それらを踏まえて、私は「独学から始めて必要ならスクールを利用する」が最適だと提案します。
独学のメリットはプログラミング勉強を始めた初学者にとって多くあります。
一方学習が進んでくるとデメリットが目立ってきます。
ですので、最初は独学で始めて独学のメリットを受けつつ、勉強が進んできたら独学のデメリットをカバーするためにスクールを利用しましょう。
これについては以下の記事でも詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください。
>>>プログラミングスクールと独学はどっちがいいの?【最初は独学から!】
-
プログラミングスクールと独学はどっちがいいの?【最初は独学から!】
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まとめ
プログラミング勉強を独学でするメリット、デメリットについて解説しました。
まとめ
- 独学のメリット
- 経済的負担が少ない
- 自分のペースで進められる
- 実務に近い形に早く慣れる
- 自己解決能力が高くなる
- 独学のデメリット
- 何を勉強すればいいか分からない
- エラーで挫折しやすい
- 孤独で挫折しやすい
- 最新の情報が入ってきにくい
- 自分のレベル感が分からない
プログラミングの学習は独学でも十分可能ですが、本記事で解説したようなメリット、デメリットがあることは十分に理解しておきましょう。
その上で、あなたにとってベストな勉強方法を選択しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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