本記事では「投資信託を運用するのに、つみたてNISAと特定口座は併用できるのか」を解説します。

つみたてNISAで積み立て投資しているけど、年間40万円以上投資したいな。
その場合特定口座と併用することってできるの?
こんな疑問を解決します。
本記事がおすすめな人
- つみたてNISAを限度額いっぱいまで運用中の人
- さらに追加で投資信託を運用したい人
結論から言いますと「併用は可能」です。実際に私も併用しています。
本記事では
- つみたてNISAと特定口座で投資信託を併用できるのか
- 併用するメリット・デメリット
- 優先すべきはどちらなのか
について解説します。
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目次
つみたてNISAと特定口座で投資信託の併用は可能
まず最初に本記事の本題となりますが、
投資信託の運用はつみたてNISAと特定口座で併用可能です。
実際に私は
- つみたてNISA:5ファンド
- ひふみプラス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
- 特定口座:3ファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
を保有しています。
ちなみに、同じファンドをつみたてNISAと特定口座でそれぞれ保有することも可能です。
私の場合、特定口座で持っている以下3ファンドはつみたてNISAでも保有しているものです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
つみたてNISAと特定口座を併用するメリット
つみたてNISAと特定口座を併用するメリットを解説します。
ズバリ以下の3つです。
つみたてNISAと特定口座を併用するメリット
- 月33,333円以上積み立てられる
- 楽天カードつみたてが上限いっぱいまで使える
- つみたてNISAで取り扱いがないものを買える
1つずつ解説します。
月33,333円以上積み立てられる
つみたてNISAは年間40万円までと上限が決まっているので、1ヶ月にすると33,333円が上限になります。
「1ヶ月33,333円以上積み立てたい!」という場合には、特定口座でさらに積み立て投資をすることができます。
楽天カードつみたてが上限いっぱいまで使える
楽天カードで投資信託を積み立てると、100円で1ポイントの楽天ポイントが貰えますが、1ヶ月で5万円までの上限が設定されています。
そのため、つみたてNISAだけでは16,667円余ってしまうのです。
しかし、特定口座でさらに積み立て投資することで上限の5万円いっぱいまで投資することができます。
これによって1ヶ月で500円、1年間で6,000円分の楽天ポイントをゲットできますね。
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ぜひ一度読んでみてください。
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つみたてNISAで取り扱いがないものを買える
つみたてNISAは公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)のみ取り扱い可能です。
投資先を探す中で、「つみたてNISAでは取り扱いがないけど投資したい」ということもあるでしょう。
その時には
- つみたてNISAでつみたて投資を続けながら
- つみたてNISAでは取り扱いのないものを特定口座で運用する
という使い分けもできます。
つみたてNISAと特定口座を併用するデメリット
つみたてNISAと特定口座を併用するデメリットは、「管理が少しわかりにくくなること」です。
それぞれで複数の銘柄・ファンドを保有するようになると、投資の全体像がわからなくなりがちです。
つみたて投資は一度設定したら後は放置で大丈夫ですが、自分の投資内容を定期的に見直すなど、時々は気にかけてあげるようにしましょう。
優先すべきはつみたてNISA
つみたてNISAと特定口座は併用できることがわかりました。
ここで忘れてはいけないのは、あくまで優先すべきはつみたてNISAだということです。
それには2つの理由があります。
つみたてNISAを優先すべき理由
- 運用益が非課税という最大のメリット
- 新規買い付けは2042年までと期限が決まっている
運用益が非課税という最大のメリット
つみたてNISAの最大のメリットは運用で得られた利益に税金がかからないことです。
仮に特定口座とつみたてNISAで、それぞれ100万円の利益が出たとしましょう。
- 特定口座:100万円から税金が引かれて約80万円
- つみたてNISA:100万円から税金が引かれず100万円
税金がかかるか、かからないかで20万円も変わってきます。利益がもっと大きくなれば、その差はさらに大きくなりますね。
せっかく投資するなら、利益が大きくなる手段を選択しましょう。
新規買い付けは2042年までと期限が決まっている
上で解説した「税金がかからない」という最大のメリットが適応されるのは、2042年までに買った分までと決まっています。

最初は特定口座でやってみて、慣れたらつみたてNISAでもやってみよう!
と考えていると、せっかくの「税金がかからないチャンス」がどんどん減ってしまいますよ。
投資信託を始めるならつみたてNISAから優先して始めましょう。
>>>つみたてNISAとiDeCoはどっちがいいの?【どちらも運用中の筆者が解説】
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まとめ
「投資信託を運用するのに、つみたてNISAと特定口座は併用できるのか」を解説しました。
まとめ
- つみたてNISAと特定口座の併用は可能
- 併用することで資産運用に対するメリットがある
- 忘れてはいけないのは「優先すべきはつみたてNISA」
あくまで優先すべきはつみたてNISAですが、「それでは物足りない!」という人は特定口座との併用を考えてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。