本記事では家計簿アプリ「マネーフォワード」のセキュリティや金融機関と連携する危険性について解説します。

マネーフォワードって銀行やクレジットカードと連携するんだよね?
個人情報が漏れたり、不正利用されたりしないか心配だな…。
このような疑問・心配を解決します。
マネーフォワードは家計簿アプリの定番としてご存知の方も多いのではないでしょうか。
便利なアプリである一方で、金融機関やクレジットカードと連携する機能のためにセキュリティが気になる方は多いでしょう。
そこで本記事では
- マネーフォワード利用歴5年超え
- 現役ITエンジニア(基本情報技術者試験合格)
の経験を元にマネーフォワードのセキュリティ・危険性について解説します。
本記事がおすすめな人
- マネーフォワードを利用しようと考え始めている人
- マネーフォワード初心者の人
- マネーフォワードをより安全に使いたい人
結論から言いますと、
- 危険性は0とは言えないが低い
- 場合によってはむしろセキュリティが向上する
です。
理由としては以下の4つが挙げられます。
マネフォが安全な理由
- 通信時も保管時も暗号化
- 登録するのはログイン情報のみ
- セキュリティを上げる便利機能もある
- 利用履歴で不正利用にすぐ気づける
一つずつ解説していきます。
目次
通信時も保管時も暗号化

マネーフォワードに登録するデータは通信時も保管時も暗号化されます。
データが漏れるタイミングは主に2つあります。
- データ送信途中に盗まれる
- 保管してあるデータを盗まれる
この2つですね。
マネーフォワードはこのどちらにも対応できています。
通信時の暗号化は最高水準の2048bitのSSL証明書
SSL証明書とは何か?という説明は難しいので省きますが、シンプルに送信中のデータが暗号化されているとお考えください。
「暗号化されている」とはつまり、もしも送信中のデータを盗まれたとしても、意味のわからない文字に変換されているのでデータの中身を知ることができないということです。
また、SSL証明書のbit数は数字が大きくなるほどセキュリティが高くなるのですが、2048bitは現在の最高水準です。
それだけ強力な暗号化を施した上でデータを送信している、ということですね!
認証情報は別サーバーに暗号化して保存
マネーフォワードに登録する情報は、別のサーバーに暗号化して保存されています。
別サーバーにすることでデータへのアクセスを困難にし、万が一アクセスされたとしても暗号化してあるから理解できない。
このような二段構えのセキュリティになっています。
登録するのはログイン情報のみ

マネーフォワードに登録するのは、各サービスへのログイン情報のみで、決済に必要な情報は登録しません。
例えばクレジットカードの場合、決済するのに必要な情報として
- クレジットカード番号
- セキュリティコード
- 暗証番号
などが必要になりますが、これらはマネーフォワードに登録しません。
登録するのは利用明細などを確認するマイページへのログインID、ログインパスワードのみです。
銀行も同様に出金するためには暗証番号が必要ですが、その暗証番号はマネーフォワードに登録しません。
つまり、「万が一情報が漏れてしまったとしてもその情報だけでは不正利用はできない」ということです!
もちろんマネーフォワードのセキュリティはガッチリですけどね。
セキュリティを上げる便利機能もある


さらにマネーフォワードにはセキュリティをより強くする便利機能もあります。
- web版での二段階認証
- アプリ版でのパスコード設定
- アプリ版での生体認証
これらの機能が無料で利用できます。
詳しくはこちらの記事でも解説しておりますので、ぜひ読んでみてください!
-
マネーフォワードの無料でできる便利な使い方6選
続きを見る
利用履歴で不正利用にすぐ気づける
マネーフォワードを利用するとクレジットカードや銀行口座の管理意識がUPします。
みなさんはクレジットカードの利用明細、確認していますか?
たまに利用するくらいでしたら確認もそこまで大変ではありませんが、日常的にクレジットを利用している人はどうでしょうか。

一ヶ月分の利用明細となると何十件もズラーっと並んでいて全部確認するのなんて無理!
月初めの方は何に使ったものかも覚えてないし…。
こんなことになっていませんか?私はなっています!
こんな状態では、もしその中に不正利用がコソッと混じっていても気がつかないですよね。最近はバレにくいように小さめの額で不正利用する手口もあると言いますし…。
しかし、そんな時こそマネーフォワードです!
マネーフォワードとクレジットカードを連携していると、クレジットカードの利用履歴がマネーフォワードに上がってきます。
- いつ
- どこのお店で
- いくら使ったか
の情報が含まれていますし、利用してからあまり時間が経っていない内に確認できるので、本当に自分が使ったものなのか正確に確認することができます。
銀行口座も同じように、入金・出金があったときに通知が来るよう設定することができますので、「知らないうちにお金引き出されてた!」なんてことにはなりません。
マネーフォワードと連携することでむしろセキュリティは高くなる一面もありますよ。
まとめ
マネーフォワードのセキュリティ、危険性について解説しました。
マネーフォワードの危険性
- 危険性は0とは言えないが低い
- 場合によってはむしろセキュリティが向上する
- その理由は
- 通信時も保管時も暗号化
- 登録するのはログイン情報のみ
- セキュリティを上げる便利機能もある
- 利用履歴で不正利用にすぐ気づける
どんなサービスもリスクが完全に0になることはありません。
その中でもマネーフォワードはリスクを限りなく0に近づけることができているサービスと言えますね。
セキュリティ意識を高めつつ、マネーフォワードを賢く使って、家計簿をコツコツ作っていきましょう!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。