こんにちは、yauskeです。
今回は資産運用を20代から始めるべき理由とオススメの運用方法をまとめます。
私は現在30代(アラサー)ですが、つみたてNISA制度が始まった2018年から運用を始め、現在も淡々とつみたてを続けています。

最近「資産運用」て言葉をよく聞くけど、銀行に貯金しているだけじゃダメなの?
具体的に何をしたら良いかよくわからないし、もっと歳とってからでも良いよね。
こんな人に是非読んで頂きたいです。
この記事で分かること
- 資産運用が必要な理由
- なぜ20代から始めるのか
- 20代にオススメな資産運用とは
結論から言うと、
結論
- 国に頼るだけでは自分の生活を守れない時代になったから
- 20代から始めると時間を武器にリスク軽減できる
- 20代には投資信託がピッタリ!
です。段階を踏んで解説しますね。
目次
なぜ資産運用が必要なのか

そもそも、なぜ資産運用が必要なのか、その理由を説明します。
主にはこの3つです。
資産運用が必要な理由
- 年金給付額の減少
- 医療費負担額の増加
- インフレ対策
年金給付額の減少
日本には年金制度があります。が、給付額は徐々に少なくなってきています。物価は上昇しているのになんでや…。
そもそも年金制度とは、働いている現役世代が保険料を払い、高齢世代が受け取る、というものですよね(実際には集めたお金を運用して増やすこともしています)。
しかし、今後さらに高齢者が増え、若者が減っていく日本ではこのシステムに無理があるのは明らかです。
当然、将来的にも年金給付額は減少していくでしょう。
それでも生活はしていかなければなりませんので、年金のみに頼らず自分で資産を築く必要があるのです。
医療費負担額の増加
年金給付額が減る一方で、医療費の負担額は増えていきます。
日本国民は全員健康保険に入っています。健康保険証って病院に行くときに持っていきますよね?あれです。
実は、あれを持っていくと病院での医療費が安くなっているんですよ。現役世代では実際の額の3割、高齢者では所得に応じて1〜3割が自己負担になります。
じゃあ、残りの7割ほどはどうなっているのか。みなさんが毎月支払っている保険料から補填されています。
この制度によって、所得が多い人も少ない人も最低限の医療は受けられるようになっているんです。
これが国民皆保険制度です。
しかし、今後若者が減り、高齢者が増えるとどうなるのか。
支払われる保険料が減っているのに、医療費を補填するためにお金がどんどん出ていくことになりますよね。
このままだといつかはお金が足りなくなって保険制度が崩壊してしまうので、そうならないために高齢者の医療費負担を増やそうという動きが出てきています。
先日、後期高齢者の医療費負担を増やすというニュースが発表されました。
これを皮切りに、すこーしずつ高齢者の医療費負担を増やしていくと思われます。
年金給付額が減るのに医療費負担は増える…。年金だけでは生活が苦しくなると思いますよね。
なので、年金以外に自分で資産を作る必要があるのです。
インフレ対策
インフレ対策としても資産運用は必要です。
「インフレーション」とは「物価の持続的上昇」「通過膨張」とかいう意味。
例えば、ディスニーランドの1dayパスポートって昔どのくらいだったかご存知ですか?
- 1983年:3900円
- 2020年:8200円
40年前安!こんなに変わっているんですね!40年前なら1万円で2人入れましたが、今だと1人しか入れません。
これはつまり、1万円の価値が下がっていることを意味します。要は「貨幣価値が下がっている」ということ。これがインフレです。
経済が成長する中で緩やかにインフレが起こるのが良いとされていますが、あなたが大事に貯金した1000万円も、老後を迎える時には今で言う500万円分の価値しかないかもしれません。
つまり、貯金しかしないことは資産が目減りしているのと同じなのです。
以前は預金金利で十分貯金が増えていたのである程度は問題なかったですが、今はそれも期待できません。
すぐに動かせるお金として貯金をするのは大事ですが、それだけでは将来的に損をする可能性があるのです。
なぜ20代から始めるのか
ここまでは資産運用の必要性について説明しました。
では、なぜ20代から始めるべきなのか。
「もっと給料が増えたらやる」「30代になって生活が安定してきたらやる」という人もいらっしゃるかと思いますが、できるだけ早くから始めることが大事です。
なぜなら資産運用では「時間」が武器になるからです。
時間を武器に出来る
20代は40代、50代と比べて給与が少ないし、投資に対する知識も少ないのが一般的でしょう。
しかし、20代が絶対に勝てる部分があります。「時間」です。
なぜ時間が重要なのか。その理由は長い時間をかければかけるほど、運用益が伸びていくことにあります。
運用期間 | 運用結果 |
10年 | +14.6% |
20年 | +34.4% |
30年 | +58.6% |
40年 | +88.5% |
上の表は毎月定額でつみたてをしながら、毎年3%ずつ資産が増えると仮定した場合の計算結果です。
分かりやすく言うと
- 10年で総額1000万つみたてました → 1146万円になりました
- 20年で総額1000万つみたてました → 1344万円になりました
- 30年で総額1000万つみたてました → 1586万円になりました
- 40年で総額1000万つみたてました → 1885万円になりました
こう言うことです。
同じ1000万円のつみたてでも、長い期間つみたてている方が資産がより増えていますよね。
また、長い期間運用することで経済の影響を受けにくい強い資産にもなります。
少しでも早く、20代のうちから資産運用をする理由が伝わりましたでしょうか?
20代に適した資産運用方法:投資信託

では実際に資産運用をしようと思ったら、何から始めたら良いのか。
ズバリ「投資信託」です!
投資信託とは?
ざっくり説明しますと、お金を「ファンド」と言われる機関に集めて、それを使って「ファンド」が運用してお金を増やして、分け前をくれる、みたいなものです。
自分で株を買ったりしなくても、代わりにプロがやってくれるんですね。楽ちん!
ローリスク・ローリターンで着実に資産を増やしていく、というタイプです。
では、なぜ投資信託を20代にオススメするのか。主に2つ理由があります。
投資信託が20代に適している理由
- 少ない金額から少しずつ始められる
- リスクを最小限に出来る
少ない金額から少しずつ始められる
投資信託のメリットは少ない金額から運用を開始することが出来ることです。
具体的には1万円くらいからでも始められます(「つみたてNISA」を利用すると証券会社によっては100円からでも可能)。
株の売買で利益を出そうと思ったら何百万円もの資金が必要ですが、20代でその資金を用意することは中々難しいでしょう。
その点、投資信託では少ない資金でコツコツ始めることができます。
1ヶ月1万円なら少し家計を見直せば捻出できそうですよね。
家計を見直すには家計簿をつけるのがまず第一歩!面倒臭い家計簿もこの方法を使えばバッチリです!
リスクを最小限に出来る
投資信託であればリスクを最小限にすることができます。
資産運用で一番心配されるのが「資産が減ること」ですよね。
減るくらいなら貯金でいい!と考えるのが普通です。私もそうです。
ではそのリスクを減らすためにはどうすればいいのか。ポイントは「分散投資」です。
投資の世界では分散がキーワードになります。
例えば、どこかの会社の株だけ大量に持っている場合、もしその会社が倒産したらその株も全てただの紙切れになってしまいますよね。
そういったリスクを回避するために分散して投資することが何より大事です。
投資信託は分散投資にうってつけなのです。
購入時期を分散
株などで損をするのは「高い時期に買って、安くなったとことで売る」という場合ですよね。
高いところで買わなければいいのですが、値動きなんて誰にも分かりません。今回のコロナのように突然災害のようなものが来ることもありますし。
そこで投資信託は毎月一定金額分のみ購入します。「ドルコスト平均法」というやつです。
高い時は少なく、安い時には多く買うことで損しにくく、平均すると安定した買い方になります。
大きく勝つことはないですが、その分大きく負けることもない、ということですね。
投資先を分散
投資信託は投資先を分散することができます。
前述した通り、投資信託はファンドにお金を預けて運用してもらうのですが、そのファンドは様々なところに分散投資をしています。
つまり、投資信託を持つということは、間接的に様々なところに分散投資をしているということ。
ファンドによっては日本国内だけでなく、海外の先進国や新興国に投資しているところもあります。
毎月自動で1万円支払うだけで、世界中に分散投資出来るということですね!うーん、楽ちん!
まとめ:興味があるならすぐ始めよう!
まとめ
- これからは自分で資産運用する力が必要
- 時間を武器に出来る若いうちから始めるべき
- 若い年代ほど投資信託がオススメ
資産運用が必要な理由と、20代にオススメ運用方法についてまとめました。
資産運用を始めるなら時間を武器に出来る若いうちに始めるのが絶対にいいです!
人生で一番若いのは今です!今始めましょう!
(投資信託については「つみたてNISA」「iDeCo」という選択肢がありますが、それはまた別の記事で解説したいと思います。)
最後まで読んで頂きありがとうございました。