こんにちは、yasukeです。
今回は理学療法士・作業療法士がITエンジニアに転職すると年収と休日は増えるのか、について解説します。

他職種に転職すると給料が下がるって聞くけど、実際どうなの?
リハビリの仕事を続けるのとどっちがいいんだろう?
リハビリ業界を出ようか、悩んでいる人の疑問を解決します。
私は元・理学療法士で、現在は広島でITエンジニアとして働いて10ヶ月目になります。
理学療法士時代の給与、現在のITエンジニアの給与、どちらも公開します!
給与は作業療法士と同形態だったので、作業療法士の方にも参考になると思います!
この記事で分かる事
- 理学療法士、ITエンジニアのリアルな年収・休日数
- 一般企業に転職する事で年収は上がるのか
よく一般企業に転職すると年収が下がるといいますが、ほとんど変わらないというのが私の実体験です。
さらに、ライフワークバランスや長期スパンで見ると一般企業の方がメリットは大きいかと。
なぜそう考えるのか、解説します。
目次
今までの給与・休日を比較

まずは理学療法士時代と今のITエンジニアの給与や休日数を比較してみます。
私が実際に働いた
- 京都の総合病院
- 広島の整形クリニック
- 広島のIT企業
この3箇所を比較します。
京都の総合病院時代
- 月給 :25万円
- 残業代 :5万円(残業15〜20時間)
- ボーナス:70万円(3.5ヶ月分)
- 年収 :430万円
- 昇給 :1000〜2000円
- 昇進 :ほぼ無し
- 休日数 :110日+有給
新卒の時から変化なくこのくらいの条件でした。
- 給与はそこそこ
- 伸びはしない
- 休みは少ない
- 日曜出勤もある
という感じですね。
残業代で稼ぐ形になっていたので、仕事に慣れて残業が減ると逆に年収が減る、という感じでした。
ちなみに、同じ地域の他の病院と比較しても給与水準は高い方です。

昇給は雀の涙、昇進もほぼ無いことがわかっていたので、このあたりが一般的な理学療法士の最大値だと思います。
広島の整形外科クリニック時代
- 月給 :25万円
- 残業代 :0万円(残業なし)
- ボーナス:60万円(3ヶ月分)
- 年収 :360万円
- 昇給 :2600円
- 昇進 :無し
- 休日数 :120日+有給
地方になると給与は低くなります。これでも広島の中では給与水準高い方。地方で理学療法士をするには、一般的にはこのくらいが最大値になるかと。
緩い職場だったので、夕方患者さんの予約が入っていなかったら定時前でも退勤してOK、別日の残業時間と相殺する、という形でした。
- 地方にしては給与そこそこ
- 伸びはしない
- のんびり細く暮らすには丁度良い
という感じですね。

地方とはいえ、日本の平均年収にも届かないくらいなので、国家資格持ちでこれは…と思ってしまいます。
現在(広島のIT企業)
- 月給 :29万円
- 残業代 :0万円(残業なし)
- ボーナス:50万円(2.5ヶ月分)
- 年収 :400万円
- 昇給 :4000円
- 昇進 :あり
- 休日数 :120日+有給
京都にいた時より年収が少ないですが、広島の理学療法士時代よりは多くなりました。
さらに土日祝休み、年末年始・GW・お盆は連休!
昇給額も理学療法士の頃より断然増えました。昇進もあるのでまだまだ伸びそうです。

他にも国家試験に合格して資格を取得すると資格手当が付きます。
まとめると…

PT(京都) | PT(広島) | 広島のIT企業 | |
---|---|---|---|
月給 | 25万円 | 25万円 | 29万円 |
残業代 | 5万円 | 0万円 | 0万円 |
ボーナス | 70万円 | 60万円 | 50万円 |
年収 | 430万円 | 360万円 | 400万円 |
昇給 | 2000円 | 2600円 | 4000円 |
昇進 | ほぼなし | なし | あり |
休日数 | 110日 | 120日 | 120日 |
こうして見ると、一番年収が高かったのは京都で理学療法士をしていた時ですね。
休日が最も少ない+残業ありなので、一番働いているのだから当然といえば当然ですが…。
職種の差、というより人が多い地域か、少ない地方か、というところが影響している、といったところです。
理学療法士とITエンジニアの給与は同じくらい
理学療法士とITエンジニアの給与はほぼ同じと思っていいでしょう。あくまでスタートラインの話ですが。
私の実体験としてもそうですし、求人情報を見ても、同じ地域では同じような給与水準です(広島だと300〜350万)。
理学療法士から転職すると給与が下がる、といいますが、ITエンジニアへの転職ではそれには当てはまらないようですね。
休日数や将来性で考えたらITエンジニアの方が良い
給与は同水準。一方で休日は増えます。ITエンジニアで年間休日110日とかは聞いたことがありません。
その上、理学療法士と比較して昇給や昇進など、給与が伸びる可能性も高いです。
よく理学療法士はワークライフバランスが良い、と言いますが、
- 休日の数
- 給与の伸び
これらが充実している方がよっぽどワークライフバランスは良いのではないでしょうか。
理学療法士・作業療法士の将来性で悩んでいるなら、ITエンジニアへの転職も選択肢の一つです。
まとめ
- PT・OTと比較してITエンジニアの給与は同じくらい
- 休日数とのバランスや将来への伸びを考えるとエンジニアの方が良い
一般企業に転職すると年収が下がる、といいますが、そもそもリハビリ職の給与水準は決して高くありません。
ならば、そこから更に給与が下がる、ということはあまり無いということです。
- 給与はほとんど変わらない
- 休日増える
- 給与が伸びる可能性が高くなる
この条件で悩む理由は無いですね。
リハビリ業界を離れようか悩んでいる人は思い切って行動することをオススメします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。