こんにちは、yasukeです。
今回は理学療法士から一般企業に転職して感じたメリットとイメージと違った事をまとめます。
私は元・理学療法士で、ITエンジニアに転職して10ヶ月が経過したところです。
「転職して良かった!」と思う面がある一方、「想像していたのと違う…」と思う面もあります。重大なことから大したことないものまで色々と。

リハビリ職を辞めて一般企業に転職しようと思っているけど、今の悩みはそれで解決されるの?
実際に一般企業に転職した人の感想が知りたい。
こんな疑問を解決します。
この記事で分かること
- 一般企業に転職するメリット
- 転職してみて感じたイメージとのギャップ
- リハビリ業界と一般企業で実際に働いてわかった違い
結論としては、リハビリ業界特有の悩みは解決できるが、転職したら全て安泰という訳でないです。
目次
メリット

まずメリットから解説します。
異業種転職のメリット
- 休日が増えた
- 他職種の人と予定を合わせやすくなった
- PT特有のストレスから解放された
- 給与が伸びる可能性が出てきた
- 世の中の動きを気にするようになった
一つずつ見ていきましょう。
休日が増えた
休日が10日程増えました。
以前務めていた総合病院は年間休日が110日でしたが、現在は120日で+10日。
さらに言うと、以前はバイトをしていて実質年間休日100日ほどだったので、実際には+20日となっています。
おまけに残業無し。年末年始、GW、お盆も連休です。

年末年始、GW、お盆の連休が特に嬉しい!
リハビリ業界だと休日出勤当たり前で、連休とるのも一苦労ですもんね。
他職種の人と予定を合わせやすくなった
土日祝日が休みなので、他職種の人と予定を合わせやすくなりました。
他職種の人と予定が合わせられず、お一人様か同業者とばかり遊ぶ、というのは医療・介護業界あるあるだと思います。
一般企業に転職することでその悩みは無くなりました。
世の中と同じ様に動けるというのはなかなか嬉しいものです。
PT特有のストレスから解放された
理学療法士の仕事特有のストレスから解放され、かなり精神的に楽になりました。

どんなに技術が上達しても、うまく治らない患者さんは必ずいる。
どれだけ感謝されても、うまく治らない人が一人でもいるとそれが辛くてかなりストレス…。
私は常々この様に考えていたので、それから解放されたことでかなり楽に。
また、理学療法士をしている時は「答えがない」ということにもストレスを感じていました。
人間を相手にするので、「絶対にこれが正解!」というものはないですよね。これがすごくストレス。
その点、ITエンジニアの仕事では必ず目に見える正解があるので、それも楽になったところです。
給与が伸びる可能性が出てきた
理学療法士時代に比べて、給与が伸びる可能性を感じる様になりました。
ぶっちゃけ、給与自体は少し減りました。
- 残業20時間 → 0時間
- 年間休日約100日 → 120日
- 年収450万(最高)→ 約400万
最高年収の時はバイトも内緒でやっていました。そこからこれだけ労働時間が減れば給料が減るのも納得です。
しかし、今年の昇給が4000円くらいあり、病院時代の倍近くありました。
その上、資格手当や役職手当もあるといいます。
こう言われると頑張って働こうと思えますね。
理学療法士とITエンジニアの給与についてはこちらに詳しく書いているので、読んでみて下さい。

理学療法士時代は給与が伸びなくて将来への不安が強かったですが、転職してからは将来への不安が少し減りました。
世の中の動きを気にするようになった
転職してから、世の中全体の動きを気にする様になりました。
理学療法士の時は、治療技術がどうとか、リハビリ業界がどうとか、割と狭い世界で話をしていた様に思います。
ところが、医療業界の外に出てから
- 現在の世の中のトレンドはどうなのか
- 今後どういったものが流行るのか
といった動向を気にするようになりました。
世の中の動きを察知して考えて動かないと、生き残っていけないからですね。

結果的に広い視野を意識できる様になったのはメリットだと思います。
イメージとのギャップ

次にイメージとのギャップです。
イメージとのギャップ
- ストレスが0にはならない
- 将来への不安は残る
ストレスが0にはならない

理学療法士特有のストレスは無くなりました。ただし、ストレスは0にはなりません。
- 会議
- 苦手な上司
- 仕事が上手くいかない
こういったストレスは必ずあります。というより、ストレスの全くない状態なんてありえないでしょう。
自分の許容できるストレスかどうか、という点が大切だと思います。
将来への不安は残る
これが一番意外でしたが、一般企業に転職しても将来への不安がすっきり解消される訳ではありません。
理学療法士をしている時、
- 給料が伸びない
- 体力仕事続けるのが不安
- 中年リストラされるかもしれない
こういったことで将来に不安を強く持っていました。

理学療法士を辞めて他職種に転職したら全て解決するはず!
なんてことを思っていましたが、実際は同じ様なことで将来に不安を抱いています。むしろ不安は強くなったかも。
確かに昇給や役職手当などはリハビリ業界より断然希望があります。
しかし、時代の流れに取り残されるとあっというまに仕事がなくなる、倒産とかもありえるとはっきりと感じる様になりました。
今の会社が中小企業で、経営状況とか今年の売り上げとかがはっきりと目に見えるから余計ですかね。
その結果、会社に依存せず自分で稼ぐ力が欲しいと以前より強く考える様になりました。
まとめ
まとめ
- 総じて言えば一般企業に転職して良かった!
- リハビリ職特有の悩みがある場合は異業種への転職で解決できる可能性あり!
- 転職したら安心ではなく、結局自分で稼ぐ力が必要
結局、リハビリの仕事をしていても、一般企業で仕事をしていても、絶対安泰な仕事など存在しないということです。今年のコロナ禍でもよくわかったと思います。
最終的には「自分で稼ぐ力を身に付けたい」という結論に至ります。
それでも、私は理学療法士を辞めて一般企業に転職して良かったです。
リハビリ業界特有の悩みで苦しんでいる人は、転職によって解決する可能性もあるでしょう。
自分で稼ぐ力を身に付けるためには、色々な知識、経験、物の見方が必要です。
それを得るという意味でも、一般企業への転職は価値があると思います。
転職しようと悩んでいるなら、他職種への転職も考えてみるのはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。