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理学療法士から他職種へ転職する時の注意点とは?【経験者が解説】

2020年10月6日

本記事では理学療法士から他職種へ転職をする時の注意点について解説します。

この記事がおすすめな人

  • 理学療法士に疲れてしまった人
  • 理学療法士からの転職を考えている人
  • 理学療法士からの転職活動がうまくいっていない人

私は元・理学療法士ですが、現在はITエンジニアとして働いています。

「理学療法士から他職種に転職」というと

理学療法士がリハビリ以外の別の仕事をすることって可能なのかな?

その時の転職活動ってどんな感じになるんだろう?

せっかくの資格を捨てて転職するメリットは何だろう?

逆にデメリットもあるのでは?

このようなことが気になりますよね。

そこで本記事では

  • 他職種に転職するメリット・デメリット
  • 他職種へ転職活動するときの注意点
  • 実際にどのようなことから始めたらいいのか

について、実際の体験も含めながら解説していきます。

先に要点をまとめると以下の通りです。

この記事の要約

  • 理学療法士から他職種へ転職するメリット
    • 人間関係のストレスが減る
    • プライベートの時間が増える
    • さらに次の転職の選択肢が増える
  • 理学療法士から他職種へ転職するデメリット
    • 1から勉強し直す必要がある
    • 理学療法の知識が使える職場は少ない
    • 理学療法士としてのキャリアは0になる
  • 他職種への転職活動時の注意点
    • 自分が何をしたいのか明確に決める
    • 企業が求めるものを理解する
  • まずは気軽に転職エージェントに相談するのが吉

理学療法士から他職種へ転職するメリット

まずは理学療法士から他職種へ転職するメリットを解説します。

転職先の職種、職場によって差はありますが、実際に私が感じたメリットは以下のようなものです。

他職種へ転職するメリット

  • 人間関係のストレスが減る
  • プライベートの時間が増える
  • さらに次の転職の選択肢が増える

人間関係のストレスが減る

他職種に転職すると人間関係のストレスが減ります

なぜなら、仕事で付き合う人とは「患者さんと治療者」ではなく、対等なビジネスでの付き合いになるからです。

理学療法士はどうしても「患者さん」と「治療者」の関係性になりますよね。

その結果

  • 身体が良くならないと患者さんが横柄な態度をとる
  • 患者さんが依存気味になる

こういったトラブルに発展することも多いです。

理学療法士から他職種に転職すると、相手はあくまでもビジネスの相手。基本的には対等です。

気に食わないからと言って無理難題を言われることもありません(仮にあっても取引がなくなるだけ)。

もちろん、同僚や上司との人間関係ストレスは残ります。

しかし、相手に依存されるなどの医療業界特有の人間関係のストレスは確実に減ります

プライベートの時間が増える

一般企業に転職すると、プライベートの時間が増えます

理由としては以下の2つです。

  1. 単純に休日が多い
  2. 自己研鑽の研修で1日潰れるなんてことはない

理学療法士の求人と一般企業の求人を比べると、明らかに休日数に違いがあることがわかります。

実際、私は年間休日110日から125日に増えました。

もちろん職場や職種によって差はあります。しかし、他職種であれば休日の多い企業の選択肢がたくさんあります。

また、自己研鑽の研修で1日潰れるなんてことはありません。

勉強は、どの仕事でも続ける必要があります。

しかし、研修であれば会社からお金が出るし、自己研鑽も「自宅で勉強」で十分。

その結果、プライベートの時間がグッと増えます。

さらに次の転職の選択肢が増える

理学療法士業界から1度外に出ると、次の転職の選択肢も増えます

理学療法士の場合、どんな職場で働くかは変えることができますが、結局はリハビリの仕事になります。

一方、ITエンジニアを例にしますと

  • ITエンジニア
  • エンジニアの知識がある営業職
  • エンジニア業界を知る転職エージェント
  • プログラミングスクールの講師
  • フリーランス

など、業種・業界に縛られない選択肢を持つことができます。

転職することを前提に次の職場を探すわけではありませんが、選択肢が増えるというのは大きなメリットですよね。

理学療法士から他職種へ転職するデメリット

一方で理学療法士から他職種への転職にはデメリットもあります。

他職種へ転職するデメリット

  • 1から勉強し直す必要がある
  • 理学療法士の知識が使える職場は少ない
  • 理学療法士としてのキャリアは0になる

1から勉強し直す必要がある

他職種に転職するのですから、当然全て1から勉強し直しになります。

特に理学療法士は一般的な社会人としてのマナーなどを習得する機会がありません。

その分、他の未経験転職よりも苦労します。

それに加えて転職した業種の専門知識も必要になるわけですから、かなり大変な思いする覚悟が必要です。

理学療法士の知識が使える職場は少ない

理学療法士の知識が使える職場はほとんどないと思ってください。

なぜなら、理学療法士の知識はあくまでリハビリのためのものだからです。

確かに

  • 福祉用具の営業
  • リハビリ業界の転職エージェント

などであれば理学療法士としての知識・経験が活かせるでしょう。

しかし、ほとんどの職種ではまずリハビリの知識は必要ありません

せいぜい「肩こりや腰が痛くなった時の対処方法がわかる」くらいです。

今までの知識が活かせないということは、それだけ武器が少ないということを意識しておく必要があります。

理学療法士としてのキャリアは0になる

理学療法士から他職種に転職すると、理学療法士としてのキャリアは0になります

なぜなら、ブランクのある経験者の再就職は今後難しくなっていくからです。

よく「転職してダメだったら理学療法士に戻ればいい」という話を聞きますが、私はそうは考えません。

その理由は需要に対して理学療法士が多くなりすぎているから。

仕事を求める理学療法士がたくさんいるので、病院としてはブランクのある経験者を採用する必要がないのです。

理学療法士から他職種に転職するなら、もう理学療法士には戻れない覚悟が必要です。

体験談

ここからは実際に私が理学療法士から他職種へ転職活動をした体験談を紹介します。

先に言いますと、この体験談では転職できずに終了します

しかしその反省を活かして、この2年後にITエンジニアに転職します

この体験談を通して、「転職活動に失敗するパターン」を知っていただければと思います。

失敗するパターンがわかれば、その逆の成功するパターンも見えてきますからね。

理学療法士を辞めたい一心で転職活動開始

私の場合は、理学療法士として働いてそろそろ3年、という時に転職活動をしようと決意しました。

理由はいくつかありますが、主には

  • 給料が伸びない
  • うまく治療できない時のストレスが耐えられない
  • 歳をとって体力がなくなった時、怪我した時に仕事ができなくなる(安定性のなさ)

こういったものですね。

定期的に理学療法士を辞めたくなることは以前から何度かありましたが、この時は実際に行動にうつします。

職場に隠れて転職活動を始めました

ただ問題だったのは、転職理由に「この仕事がやりたい」が一切なく「理学療法士を辞めたい」だけだったこと。

yasuke

「今の仕事を辞めたい」という理由が悪いとは思いません。今の現状を打開したいというのは立派な理由です。

ただ、「辞めたい」だけではなく「これがしたい」が無いと、結局良い結果にはならないかと。

転職エージェントに言われるまま応募、面接の日々

理学療法士以外の仕事についても、転職についても何も知識がなかったので、とりあえず転職エージェントに登録しました。

その時利用したのはリクルートエージェントです。

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おすすめポイント

利用は完全無料!

求人数もかなりの数を用意してくれますし、向こうからガツガツ求人を紹介してきてくれます。

また、自己PRや職務経歴書などの添削、面接対策なども手厚くフォロー

ここで作成した職務経歴書などは今後の転職活動でも使うことができるので、それを添削してもらえるのはかなりありがたかったです!

本気で転職活動をするなら必ず利用すべきサービスのひとつですね。

  • 転職エージェントに登録
  • 電話面談
  • 履歴書作成
  • 職務経歴書作成

ここまで一気に進めて実際に求人を紹介してもらう段階までいきました。

「医療業界での経験が活かせるもの」というフワッとした希望だったので、最初は「治験コーディネーター」がほとんど。

yasuke

治験コーディネーターってあまり興味ないな…。

医療関係の知識と理学療法士でのコミュニケーション能力は活かせるかもしれないけど…。

とりあえず今は理学療法士から脱出したいからこれでいいか!

こんな感じでした。

転職エージェントも「とりあえず数が重要なんで、どんどん応募していきましょう!」という感じ。

どんどん案件を持ってきて、片っ端から応募する、というスタイルです。

それでも、案外書類選考は通ります。感覚的には3〜5社に1社は通るイメージ。

転職活動を始めて1ヶ月くらいは毎週面接がある、というレベルでした。

しかし、書類選考は通ってもその先で苦戦します。

SPIで落ちる

SPI試験で落ちます。何の準備もしませんでしたからね。

yasuke

突然SPIあるとか言われても…。

レベル自体は中学〜高校くらいだし、何とかなるかな。

こんなこと考えてた甘ちゃんでした。当然惨敗。

SPI試験は問題のレベル自体は中学〜高校レベルです。

しかし、素早く解答するための解き方を身につけるなど特別な練習が絶対に必要です。

ちなみに、今の会社に転職する時はSPI試験の問題集を2〜3周してガチガチに対策したおかげで、無事良い成績を取れていたそうです。

面接で落ちる

書類選考に通っても面接で落ちます。

面接自体はそれなりに受け答えできているつもりでしたが、結局「なぜこの業界なのか、なぜうちの会社なのか」というところが抜けていました。

「自分の経験が活かせるから」ではその業界・会社に転職する理由にはならないのです。

「理学療法士を辞めたい」以外の理由がない転職活動ではこれが限界でした…。

半年経過したところで力尽きる

治験コーディネーターの求人を使い果たし、医療業界と関係ない中小企業の営業職の求人も使い果たし、半年の転職期間を経て力尽きました。

半年間休日返上で転職活動を続けましたが、体力的にも精神的にも限界。

yasuke

ただでさえ少ない休みが転職活動で消えていく…。

転職活動は期間を定めて!できれば半年くらい」とはよく聞くけど体力的にも精神的にもそのくらいが限界…。

結局この時は転職できず、諦めて自分を納得させて理学療法士で働くことに決めました。

2年後に再び挑戦し、ITエンジニアへ

その後2年ほどは理学療法士として働いていましたが、結局

  • 給与の少なさ
  • 休日などのプライベートの少なさ
  • 患者さんとのストレス

これらを理由にもう1度転職活動を行い、現在のITエンジニアに転職しました。

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理学療法士から他職種へ転職活動する際の注意点

今になって振り返ってみると、他職種への転職を舐め切っていたな、と我ながら思います。

色々足りないところはありましたが、その中でも特に注意すべきは以下の2点です。

  1. 自分が何をやりたいのか決める
  2. 企業の求めるものを理解する

自分が何をやりたいのか決める

転職理由が「理学療法士を辞めたい」だけの場合、注意が必要です。

確かに転職を考える時は現状に何かしら不満があって「今の仕事を辞めたい」という気持ちからスタートしますよね。それ自体は自然。

しかし、それに加えて「この仕事がしたい」が絶対に必要です。

それが無い場合、採用担当者としては「うちじゃなくて別の仕事でも問題ないのでは?」となってしまいます。

なので、転職活動を始める前には「自分がやりたい仕事」を探す必要があります。

自分がやりたいものの探し方

よく「自分の好きを仕事にしよう」とか言うけど、それが分かれば苦労しないよ…。

という人は多いと思います。私もそうでした。

結局、何が好きかはその分野に触れてみないとわかりません

例えば

  • プログラミングをしてみる
  • 簿記を勉強して経理の仕事を疑似体験してみる
  • ブログを書いてライターの仕事を疑似体験してみる

こういった感じですね。

まずは何でもいいので、興味のあるものから手を動かしてみるしかありません。

詳しくはこちらの記事にまとめましたので、是非読んでいただければと思います。

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一度はプログラミングに触れてほしい

好きなことが見つからない!という人はぜひ一度プログラミングに触れてみてください!

理由は単純で、「私が今ITエンジニアとしてプログラミングの仕事をしていて楽しいから」です。

  • 将来性あり
  • リモートワーク可能
  • 土日祝休み、大型連休あり
  • 理学療法士より給与の伸びがいい

といったメリットもたっぷりあります。

ただ、正直向き不向きがある仕事だとは思いますので、まずは独学でやってみるのをおすすめします。

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その上で仕事にできるくらいには向いていると思えれば、プログラミングスクールに通う選択肢もありでしょう。

まずは各スクールの無料カウンセリングや無料体験などを利用してみることをおすすめします。

今は条件や希望に応じてプログラミングスクールを紹介してくれるサービスもありますので、そういったものを積極的に利用するのもアリですね。

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企業の求めるものを理解する

転職活動においては「企業が何を求めているのか」に対する理解が重要です。

求められているものがわかれば、それに対する準備ができます。

転職に失敗した経験を踏まえて、「企業が何を求めていて、それに対してどうアピールするのか」をまとめたのがこちらの記事です。

読んで頂くとどんな準備が必要か分かると思います。

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まずは気軽に転職エージェントに相談

少しでも転職の意思があるならば、まずは気軽に転職エージェントに相談することをおすすめします。

転職エージェントはその道のプロです。

以下のようなことを始め、気になることは何でも聞くことができます。

  • 理学療法士以外にどのような選択肢があるのか
  • どのような準備をしたらいいのか
  • 企業へはどのようにアピールしたらいいのか

その上、利用は完全無料!

転職の意思がそこまで強くなくても、相談レベルで利用することもできます。

私がおすすめするのはリクルートエージェント

  • 業界最大級の非公開求人数
  • 転職支援実績は41万人超
  • 職務経歴書などの添削サービスあり
  • 面接力向上セミナーに無料参加可能

と充実のサービスです。

私は今まで3回ほど転職活動をしたことがありますが、どの時でもリクルートエージェントには1度相談するようにしています。

それだけ信頼しており、人にもおすすめできるサービスです。

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まとめ

理学療法士から他職種への転職について解説しました。

まとめ

  • 理学療法士から他職種へ転職するメリット
    • 人間関係のストレスが減る
    • プライベートの時間が増える
    • さらに次の転職の選択肢が増える
  • 理学療法士から他職種へ転職するデメリット
    • 1から勉強し直す必要がある
    • 理学療法の知識が使える職場は少ない
    • 理学療法士としてのキャリアは0になる
  • 他職種への転職活動時の注意点
    • 自分が何をやりたいのか明確に決める
    • 企業が求めるものを理解する
  • まずは気軽に転職エージェントに相談するのが吉

転職活動は肉体的にも精神的にもしんどいです。休日返上でガチガチに緊張して面接に行くのに、お祈りばかりされると心が折れます。

しかし、必要な準備をしっかりすることで、理学療法士・作業療法士でも他職種への転職は可能です。

他職種への転職することのメリット、デメリット、注意点をしっかりと把握した上で、転職活動に挑んでいただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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