本記事では家計簿アプリとエクセル家計簿、どっちがいいの?という疑問を解決します。

家計簿をつけてみようと思うけど、アプリを使うのと、エクセルで管理するのと、どっちがいいのかな?
無料版のアプリだと1年でデータが消えてしまう…。
有料版を使わないで済むいい方法は何かないかな?

こんな疑問を解決します。
結論から言うと、どっちも使ったら完璧!です。
この記事をオススメする人
- 家計簿アプリとエクセルのどちらを使うか悩んでいる人
- コツコツした作業が苦手だけど節約のために家計簿をつけたい人
- 極力家計簿に時間を取られたくない人
私は一人暮らしを始めた大学生の時から家計簿をつけているので、かれこれ10年以上続けています。
当時は簡単なエクセル家計簿を自作してて、社会人になってから家計簿アプリを導入しました。
どちらにもメリット・デメリットがあり、行き着いた完成形がどっちも使っていいとこ取り!という形です!
- 日々の入力作業は極力少なく
- 一件ごとの明細は残さないけど、1ヶ月の合計はずっと残す
こんなコンセプトで記録を続けています。
記事の後半では実際に簡単なエクセル家計簿を作ってみているので、是非見てください!
家計簿アプリの特徴
まず家計簿アプリの特徴をおさえておきましょう。
家計簿アプリのメリット
家計簿アプリのメリットは3つ!
- 自動で入力してくれる
- いつでも入力できる
- 複数口座をリアルタイム管理
自動で入力してくれる
家計簿アプリの一番のメリットと言っても過言じゃありません。
家計簿の一番のハードルは「入力が面倒臭い」こと。私も大学生時代にレシートで財布をパンパンにしたことが何度もあります…。
しかし!クレジットカードやキャッシュレス決済サービス、銀行口座と連携させておくと、支払いや給与の振り込みを自動で家計簿に反映してくれます。
この機能のために家計簿アプリを使っている!という方も多いでしょう。
メモ
クレジットカードといえば、私は楽天カードのヘビーユーザーです。
クレジット支払いができるところでは必ず楽天カードを使用するようにしていますね。
そのおかげで毎月500〜1000ポイントほど獲得でき、年間で1万ポイントを超えています。
参考記事:楽天ポイントってどのくらい貯まるの?
-
楽天ポイントってどのくらい貯まるの?SPU改悪の影響は?
続きを見る
クレジットカードを使用する上で不安になるのが「使い過ぎ」。
家計簿アプリと連動しておくと月の途中でもどのくらい利用しているかがすぐわかるので安心です!
楽天カード新規入会キャンペーンを行なっているので入会するなら今がオススメ。
その他のおすすめクレジットカードについてはこちらの記事でまとめておりますので、一度読んでいただければと思います。
-
家計を節約するのにおすすめなクレジットカード4選【年間1万円以上の効果あり】
続きを見る
いつでも入力できる
現金での支払いなど、自動入力されないものは買い物をしたその場で入力してしまいましょう!
後でまとめて記録しよう、と思って山盛りになるレシート…。家計簿あるあるだと思います。
しかし、アプリなら買い物したその場で入力が可能です。
入力が終わったレシートは無理に保管しておく必要はありません。これで財布もスッキリ!
複数口座をリアルタイム管理
我が家では
- 給与受取、支払いメインの楽天銀行
- 奨学金引落用の地方地銀口座
- 楽天証券(つみたてNISA用)
- WealthNavi
の4口座を併用しています。
アプリを利用すればどの口座にどのくらいお金が入っていて、どのくらい出ていく、というのが一括管理できます。
また、それらを合計した総資産も一目で分かるので、どのくらい資産があるのかも一目瞭然!
普段使わない引落用の口座が残高不足になることもありません。
おまけにリアルタイムで更新されるので、給料日に銀行へ記帳しに行く必要もありませんよ。
さらに!パートナーとログインID・パスワードを共有しておけば、それぞれのスマホで同じ家計簿を管理できます。
各々好きなタイミングで家計簿をチェックできるし、別々に買い物をしても問題なし!という訳ですね。
家計簿アプリの定番、マネーフォワードの実際の使い方についてはこちらの記事で解説しています。
最低限必要な部分に絞って解説していますので、「始めて家計簿アプリを使う」「家計簿アプリ初心者です」という方にはぜひ読んでいただきたいです。
-
マネーフォワードの使い方を最低限必要なところだけ解説【初心者向け】
続きを見る
家計簿アプリのデメリット
デメリットはズバリ「無料版だと約1年でデータが消える」ことです。
マネーフォワードを現在利用していますが、1年経過したデータから順次削除されていきます。

「月額500円くらい払ったら?」という意見はごもっともですが、「年間6,000円」となると…。
ちょっと良いご飯食べに行けますよね。
そんなこんなで、「1年より前のデータも残せるようにしたい!」と考えた結果、エクセルを併用をする方法にたどり着きました。
(2021年7月15日追記)
マネーフォワードプレミアム(有料版。月額500円)を無料で利用する方法が見つかりました!裏技的なものではなく正攻法です!
-
マネーフォワードプレミアムの無料クーポンをゲットする方法
続きを見る
エクセル家計簿の特徴
ここまでで家計簿アプリの特徴をピックアップしましたが、今度はエクセル家計簿の特徴を確認しましょう。
エクセル家計簿のメリット
エクセル家計簿のメリットはこちら!
- データが何年分でも残せる
- グラフとかを好きな形で表示できる
データが何年分でも残せる
これが一番のメリットでしょう!
家計簿アプリは有料版にしないと1年でデータが消えてしまうのがほとんどですが、エクセルならずっとデータが残ります。
数年分をまとめてグラフ化!なんてことも出来てしまいます。
グラフとかを好きな形で表示できる
自由が利くエクセルならではのメリットですね。
アプリでは決まった部分しかグラフなどに変換できませんが、エクセルであれば好きな部分を切り取ってグラフ化、なんてこともできます。
年間の食費の割合とか、貯金額の累計とか、円グラフ、折れ線グラフ、なんでもありです。
エクセル家計簿のデメリット
逆にデメリットは「手が掛かること」ですね。
自動で入力はしてくれないので、自分でレシートを見ながら一件一件入力しなければなりません。
大学生の時はまさにこの方法でやっていましたが、正直結構面倒です。
電卓を使って計算していたのですが、途中で間違えて最初からやり直し、とか。

手が掛かるからこそ、きれいにデータが並んだのを見ると気持ち良かったりもしますけどね。
おすすめはアプリとエクセルの二刀流!
ここまで家計簿アプリとエクセル家計簿の特徴を見てきました。
家計簿アプリ | エクセル家計簿 | |
---|---|---|
メリット | 自動で入力してくれる いつでも入力可能 複数口座をリアルタイム管理 | データが何年分でも残せる グラフなど自由自在 |
デメリット | 無料版だと1年でデータが消える | 手間がかかる |
それぞれにメリット・デメリットがありますが、どっちも併用したら弱点の無い完璧な家計簿になります!
具体的には
- 普段の家計簿はアプリにお任せ
- クレジットカードなどキャッシュレス決済を利用したらほぼ放置でOK
- 1ヶ月に1回だけ、1ヶ月分のデータをエクセルに入力
たったこれだけ!
普段の入力のうち、キャッシュレス決済分は自動で入力されるので、実際に入力するのは現金で支払いをした分だけ。
エクセルへのデータ入力は1ヶ月に1回だけで済むので手間がかかりません。
更新作業は1ヶ月1回!毎月15日あたりに!
エクセルへのデータ入力は1ヶ月に1回だけですが、毎月15日〜20日あたりに先月分のデータを入力するようにしましょう。
理由は、クレジットカードなどのデータが反映されるのに時差があるからです。
これは無料版・有料版関係なく、クレジットカードの請求と関係していると思います。

我が家のインターネットの通信費は毎月15日あたりに先月分が反映されます。
これより早くエクセルにデータを入力すると、後から数字が変わってしまって中々面倒です。
少し余裕を持って入力作業をしましょう。
iPad、MacBookならGoogleスプレッドシートかNumbersを使って!
Windowsのパソコンを利用している人は大体エクセルが利用できるかと思いますが、Macユーザーの人は持っていない人が多いでしょう。
その場合はエクセルの代わりに
- Googleスプレッドシート
- Numbers
を使っていただいてもOKです。
iPhone、iPad、MacBookなどのアップル製品でもエクセルと同じ使い方ができます。
GoogleスプレッドシートならGoogleドライブに保存できていつでも見られるので、正直エクセルよりもおすすめですよ。
エクセル家計簿を作ってみる
ここからは実践編です。
家計簿アプリへの登録、口座連携などの方法は割愛させていただきます。
ここでは実際に私が使っているエクセルのデータを元に、エクセル家計簿を作って見ましょう。
ここで使っている画像はGoogleスプレッドシートのものですが、エクセルでもほとんど変わりなく使えるはずです。
家計簿の表を作る
まずは表を作ります。
私の場合、月を横軸、項目を縦軸にしています。
項目は家計簿アプリの大項目にすれば問題ないでしょう。必要に応じてオリジナルで増やしたり、必要ないものは減らしても構いません。

実際にはもっとありますが、分かりやすいように省略しています。
また、出費だけでなく収入と収支も記録したいので、右側には収入表と収支表を追加しました。
枠線も追加すると既にそれっぽい感じに!
合計欄には式を入力
エクセルは「表・計算ソフト」なので、表を作るだけでなく、計算もしてもらいましょう!
月の行の合計にはその月の合計を、項目列の合計にはその項目の合計を計算してもらいます。

=SUM(B2:B13)
B2からB13までの合計値を計算してもらいます。これで一年間の食費の合計が自動で計算されますよ。
同じように月ごと、項目ごとにも合計値を計算するように設定します。
入力できたら上の画像のように簡単な数字を入れて、間違いなく計算できているか確認しましょう。
収支は収入ー支出
支出、収入の合計を計算できるようになりましたね。
最後に収支です。収支は「月ごとの収入の合計ー支出の合計」なので、下の画像のようになります。

=(M2-I2)
M2が1月の収入の合計、I2が1月の支出の合計ですね。
これで毎月1回だけ、アプリの各項目の合計値を入力するだけで、収支を自動計算してくれる表が完成しました!
更に平均値を算出したり、グラフを追加してもいいですね。自由自在です!

まとめ
まとめ
- 家計簿アプリとエクセルの併用がオススメ
- アプリの自動入力もしっかり活用しよう!
- 更新するのは月に1回のみ!
家計簿アプリとエクセル家計簿の併用について解説しました。
今回紹介したエクセル家計簿はかなり簡易的なものです。
エクセルの操作の話になるので割愛しましたが、少しずつ自分が欲しい機能を追加していけると最高だと思います。
家計簿はコツコツ続ける大変な作業です。
しかし、家計簿アプリとエクセルを併用することで無料で限界まで作業量を減らすことができます!
節約への第一歩、頑張ってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。