本記事では2021年7月からサービスを開始したギアWiFiについて解説します。

通信費は安くしたいけど、スマホを我慢するのは嫌!
たっぷり使いたいし、通信速度も維持したい!
何かいい方法はないのかな?
このように悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
通信費は家計簿の中では固定費の一つです。
手続きに少々の手間はかかりますが、対策することで毎月数千円の節約になり、年間で数万円の節約になる部分ですね。
逆に対策しないと年間数万円も損していることに…。
そこで通信費を節約するために「ギアWiFi」がオススメです。
本記事ではギアWiFiの特徴、通信速度、料金から、オススメの使い方まで具体的に解説します。
「外出時にスマホをガッツリ使いつつ、同時に通信費も節約したい!」という人は是非最後まで読んで下さい。
本記事がオススメな人
- 通信量を安くしたい人
- 家計の見直しをしている人
- 外出先でもスマホをガッツリ使いたい人
先に結論から言うと、ギアWiFiがオススメなのは以下のような人です。
ギアWiFiがオススメな人
- たっぷり使いながら通信費を安くしたい人
- 一ヶ月のスマホの通信量が20GBを超える人
- 一回の通信で大容量のデータやり取りはしない人
- 主な用途はネットサーフィンや動画、音楽などの人
ギアWiFiの特徴やオススメプランも含めて解説していきます。
目次
ギアWiFiとは
ギアWiFiは2021年7月5日からサービスを開始した「モバイルWi-Fiルーターの月額レンタルサービス」です。
モバイルWi-Fiルーターとは
- 持ち歩き可能(モバイル)なWi-Fiルーターのこと
- 接続することで、モバイルWi-Fiルーターを経由してインターネット通信ができる
- SIMカードを契約していないスマホやパソコンも外出先で通信できるようになる
ギアWiFiの場合は中にSIMカードが入っていて、それによって外出先でもどこでもインターネット通信が可能です。
みなさんがお持ちのスマホと同じですね。
まずはギアWiFiの
- 通信安定性
- 通信速度
- 料金
について解説します。
通信安定性
ギアWiFiはこの2つの理由で通信が安定しています。
ギアWiFiの通信が安定する理由
- 物理SIMカードだから通信の安定性◯
- ソフトバンクの本回線だから安定性◯
一つずつ見ていきましょう。
物理SIMカードだから通信の安定性◯

物理SIMてどういうこと?
スマホのSIMカードと何が違うの?
と考える人は多いと思います。私も最初はそうでした。
結論から言うと、物理SIMはスマホのSIMカードと同じと思っていただいて大丈夫です。
物理SIMとクラウドSIMの違いについては以下で説明しますが、「スマホと同じなら安心!」という人は読み飛ばしてもOK!
物理SIMとクラウドSIMの違い
モバイルWi-Fiルーターは外出先でも通信ができますが、その通信方法には
- 物理SIM
- クラウドSIM
の2種類があります。
物理SIMとは
- 物理的なSIMカードを利用する通信形態
- スマホやモバイルWi-Fiルーターにカードを差し込んで使う
クラウドSIMとは
- クラウドサーバー上にあるSIMカードを利用する通信形態
- 物理的なカードは存在しない
- モバイルWi-Fiルーターの場合、複数のクラウドSIMを利用し、その都度適した通信回線を利用する場合が多い
このような違いがあります。
クラウドSIMは通信する際に複数の回線の中から適した回線を自動で選択します。
そのため、海外でも日本国内で利用していると同じモバイルWi-Fiルーターが使える、というメリットがあります。
一方で、
- 回線を選択するために通信が開始されるのに数分かかることがある
- 過去に通信障害トラブルを起こしたことがある
といったデメリットがあります。
「海外でも使えて便利だけど、通信の安定性には不安がある」という感じですね。
その点、物理SIMは回線を選択する必要はありません。
通信の安定性に関しては、普段スマホを使っているみなさんが一番よくわかると思います。
「日本国内でしか使えないけど、通信の安定性は◯」という感じですね。
ソフトバンクの本回線だから安定性◯
通信費が安くて便利なMVNO(格安SIM)は
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
の通信回線を間借りしている形になります。
そうすることで自分達で通信回線を用意しない分、通信費用を安くすることができているのです。
その代わり、利用者が多い時間帯など、回線が混んでいる時は優先順位が低くなります。
これが「格安SIMは安いけど通信が安定しなくてちょっとなあ」と言われる理由です。
しかし、ギアWiFiはソフトバンクの本回線を利用するので、通信が混んでいる時も優先的に通信ができ、通信が不安定になりにくいので安心です。
料金
続いて料金について解説します。
ギアWiFiは一ヶ月のデータ容量が
- 100GB
- 300GB
- 無制限(通信速度が少し遅め、10Mbpsくらい)
の3種類。
また、解約違約金について
- 1年以内に解約すると違約金が発生する「1年縛りあり」
- いつ解約しても違約金が発生しない「1年縛りなし」
の2種類。
合わせて6種類の料金プランがあるので、その中から自分にピッタリのものを選びましょう。
プラン名 | 1年縛りあり | 縛りなし |
---|---|---|
100GBプラン | 3,190円/月 | 3,630円/月 |
300GBプラン | 3,938円/月 | 4,378円/月 |
中速!無制限プラン | 3,938円/月 | 4,378円/月 |
他社のものと比較してもかなり安いと言えますね。
(2021年10月16日追記)
「中速!無制限プラン」は在庫不足により【10月17日(日)23:59】をもちまして一旦受付終了となります。
追加分の仕入れにつきましてはまだ未定とのことです。
ちなみに100GBで出来ることの参考値は以下の通りです。
- web会議:約165時間
- YouTube(480p):約163時間
外出時の利用がメインなら100GBでも十分足りるでしょう。
解約違約金について
「1年縛りあり」の場合、1年以内に解約すると違約金として9,900円かかるので注意です。
実際の使い心地などが不安な場合は「縛りなし」でお試し利用をしてみましょう。
使い心地が分かったら「1年縛りあり」を選択して通信費を節約する、という流れが安心!
通信速度
続いて通信速度について解説します。
よく光回線やモバイルWi-Fiルーターのサイトを見ていると「下り最大通信速度」とか「上り最大通信速度」てありますよね?
文字通りダウンロード、アップロード時の最大通信速度なのですが、あくまであれば理論値です。
「理論的には最大でこのくらい速いですよ」という数値です。

実際にどのくらいの速度が出るのかわからないのか…。
それだと安心して契約できないなあ。
大丈夫です!
ギアWiFiは公式Twitterで通信速度の実際の計測値を公表しています。
平日はほぼ毎日更新しているのでとても参考になりますよ。
通信速度の下に、各サービスがどのくらい快適に使えるのかも表示されているので分かりやすいですね。
ちなみに通信速度は
- 通信場所
- 時間帯
- 利用者数
など様々な要因で変化します。
「絶対このくらい通信速度出ます」とは言えませんが、十分参考になるのではないでしょうか。
オススメな使い方
ここまではギアWiFiの特徴を解説しました。
ここからは
- どのような人にオススメなのか
- どんな使い方をすればいいのか
について具体例を挙げながら解説します。
ギアWiFiがオススメな人
- 家族と同居+外出時にもガッツリ使いたい人
- 一人暮らし+大容量データのやり取りがない人
それぞれについてどんな使い方がいいのか見ていきましょう。
家族と同居+外出時にもガッツリ使いたい人
- 家族と同居している
- 外出時にもガッツリ使いたい
こんな人は「光回線+100GBプラン+音声通話SIM」の組み合わせがオススメです。
オススメポイント
- 家では光回線をWi-Fiで利用
- 音声通話SIMがあるので電話は今まで通り可能
- 外出時も100GBまで快適に使える
- 光回線込みで約8,000円〜9,000円
家族と同居している場合、自宅用に光回線を用意する方が費用も使い勝手も良いでしょう。
自宅では光回線のWi-Fiに接続すればデータ容量の心配もありません。
光回線についてはこちらの記事でも解説しています。是非読んで下さい。
>>>実測値公開!ソフトバンク光の回線速度は遅いの?速いの?お得なキャンペーンも紹介!
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「光回線を用意することができない」という場合は、
- 自宅用に「中速!無制限プラン」
- 外出時用に「100GBプラン+音声通話SIM」
もありです。
外出時のデータ通信はギアWiFiでまかないます。
音声通話SIMのデータ容量は最小限で大丈夫ですが、ギアWiFiが電池切れになった時などを考慮して最低限の1GBはつけとくと安心ですね。
音声通話SIMなら楽天モバイルがオススメ
音声通話SIMなら楽天モバイルが絶対オススメ!
データ通信が1GB以内なら無料で使えるので、ギアWiFiの料金だけでスマホを使用できます。
こちらの記事で解説しています。是非読んで下さい。
>>>楽天モバイルは本当に1GBまで無料なのか【半年利用したレビューあり】
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楽天モバイルは本当に1GBまで無料なのか【半年利用したレビューあり】
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この組み合わせだと月々約8,000円~9,000円で
- 自宅では家族みんなが無制限
- 外出先でも100GBまで快適通信
- 電話も今まで通り可能
が実現します。
一人暮らし+大容量データのやり取りがない人
- 一人暮らし
- 大容量のデータやり取りがない
このような人は「300GBプラン+音声通話SIM」がオススメです。
オススメポイント
- 光回線を用意する必要がない
- 音声通話SIMがあるので電話は今まで通り可能
- 外出時も快適通信
- 月額約5,000円
300GBあれば、ギアWiFiのみで自宅+外出中のデータ通信を全てまかなえるでしょう。
なので光回線をわざわざ用意する必要がありません。
この組み合わせならば、月々約5,000円で自宅でも外出先でも快適通信ができます。
ただし、仕事などで大容量のデータをやり取りする場合は通信速度が不足する可能性があります。
その場合は一人暮らしでも「光回線+100GBプラン+音声通話SIM」の組み合わせにしましょう。
注意点
ギアWiFiは「モバイルWi-Fiルーターの月額レンタルサービス」なので、ルーターはレンタル品になります。
解約時に返却する必要がありますし、紛失・破損した場合には弁償する必要があるので注意しましょう。
月額税込220円で不可抗力の破損に対する保険もありますので、不安な場合は保険を付与することも検討しましょう。
まとめ
ギアWiFiがオススメな人
- たっぷり使いながら通信費を安くしたい人
- 一ヶ月のスマホの通信量が20GBを超える人
- 一回の通信で大容量のデータやり取りはしない人
- 主な用途はネットサーフィンや動画、音楽などの人
ギアWiFiについて解説しました。
外出時にスマホをガッツリ使いたい!けど通信費用は抑えたい!
というわがままな希望を同時に実現する素晴らしいサービスなので、是非一度検討してみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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